チームディフェンスを強化するローテーションの極意

戦術

マンツーマンディフェンスでは、一人ひとりが1対1のディフェンスを頑張り、相手にやられないことがもちろん重要ですが、レベルが高くなってくると、チーム全員が協力するチームディフェンスをできるようになる必要があります。

とくにポイントガードであれば、ディフェンスでもチームディフェンスをしっかり高めるためリーダーシップをとりたいです。

  • ディフェンスローテーションとは?
  • ローテーションの練習方法は?
  • コミュニケーションのコツは?

など、これからポイントガードに取り組む選手が知りたい内容について、高校時代からポイントガードとしてプレーをしている私の経験を通じてお伝えします。

絶対に覚えたいディフェンスローテーション!

強いチームのマンツーマンディフェンスは

  • ボールマンへのプレッシャーが厳しい
  • ボールを簡単に持たせない
  • ドライブやシュートをさせない

など一人ひとりが、1対1のディフェンスも非常に強いのですが、さらにチームディフェンスもしっかりしています。

ですので、仮にドライブで抜けたとしてもすぐにヘルプディフェンスが現れ、そこで空いている選手にパスを回しても、つぎのディフェンスがローテーションしてまたノーマークではなくなってしまいます。

こういう高度なローテーションディフェンスをされると、オフェンス側はどんどん苦しいシュートを打つしかなくなります。

ぜひ、みなさんもチームでしっかりとチームディフェンスに取組みディフェンス力向上をしてほしいです。

そのためのポイントとなるのがローテーションディフェンスです。

まずは、ローテーションディフェンスの基礎についてご説明します。
知っている方は読み飛ばしてもらって大丈夫です。

マンツーマンディフェンスは基本的にディフェンス一人が自分のマークマン一人をしっかりとディフェンスする形となります。

自分のマークマン以外を守る場合も!

ただしつぎの状況では、自分のマークマン以外をディフェンスする状況ができます。

  1. 味方のディフェンスが振り切られたリングにアタックされたとき
  2. 相手に強力な選手がいるときなどダブルチームを仕掛けたあと

上記のような状況になると、自分のマークマンを捨ててよりリングに近いオフェンスの選手を守るようにします。そして自分のマークマンは味方の選手に任せることになります。これをぐるぐる回るように順番をずらして移動するので、ローテーションディフェンスと言います。

ローテーションディフェンスでは何が重要?

私がローテーションディフェンスで重要だと考えるのはつぎの2点です。

  • 正しいポジショニング周りをしっかりと見ること
  • 声をかけてコミュニケーションをとること

一つずつ説明をしていきます。

ローテーションディフェンスを成功させるためのポジショニング

まず1点目は、周りが見えていなければローテーションすることすらできませんので、非常に基本的なことになりますが、コート全体がどのような状況かを認識することは重要なことです。

ボールマンをマークしているときは、周りをみるのは難しいですが、2線目、とくに3線目の選手がコート全体で起きていることを冷静にみることで、初めてローテーションができます。

私が高校時代のときは、ボールが動いて、自分が2線目から3線目、3線目から2線目になるシチュエーション練習をすることで、ポジションニングを学びました。

トレーニング方法は、オフェンス側がトップとコ45度、コーナーもしくはローポストとに5人が立ち、ボールをパスで動かします。そのときコーナーもしくはローポストのディフェンスは、3線目になったときにはリングの下近くまで移動し、ボールと自分のマークマンが両方見える位置を取ります。

コツは左右の手を拡げて、ボールとマークマンを指差す感じにします。
そのときに悪いポジショニングをしていると、指をさすかたちが変になるので周りからも指摘しやすいです。

何気ないことですが、これでポジショニングを修正できます

私はこの練習でディフェンスのポジションを覚えることができました。試合でも良いポジショイングをとることで、オフェンスチャージングのファールをコールされ、チームを盛り上げることも度々ありました。

最近はなかなかきちんとした審判に笛をふいてもらう機会がないので、チャージングを取れていないのですが、今シーズンは1回ありました。

これもディフェンスで周りの状況をみえているからこそ、できたプレーだと自負しています。

他のポイントは?

2つ目は声をかけあいコミュニケーションをすることです。

ローテーションに必要な意識をしたいコミュニケーション!

ローテーションが守備陣の中で果たす役割にスポットを当て、連携と効果的な守備プレーの形成に焦点を当てる。ローテーションをするシチュエーションになった場合に、自分のマークマンを捨てた選手がもう一度戻ってくることがあります
とくによく動ける選手や周りの状況を理解できている選手は、捨てた自分のマークマンにパスをだされてもすぐに戻ってこれることがあります。

あっ!戻ってきた!って感じになります。

そんなときは、声をかけることでローテーションをするのか元に戻すのかを上手くコミュニケーションを取ります。

私の場合、ローテーションする場合に、「出る!」など短い言葉で声をかけることが多いです、その後は、自分のマークマンを任せてローテーションするときは「○番お願い!」と声をかけ、距離が近い場合など戻るときは「戻る!」と声をかけます。

このあたりは日々の練習と声をかけあって、連携を高めるのが重要になります。ローテーションをするとミスマッチも起こりやすいので、戻ったほうが良い場合もあります。

とにかくコミュニケーションが重要なのですね

試合中でも味方選手と声をかけあい、いつローテーションをするのか、またしないのかなど連携するようにしています。

ローテーションが上手くいったときは、最初にドライブで抜かれた選手をチーム全体で助けることになり、本人もまたつぎのディフェンスで良いプレーを見せるチャンスになりますので、チームとしては本当に一体感が高まります。

ローテーションディフェンスで気をつけるポイント!

ローテーションディフェンスをする上で、気をつけるポイントがあります。

周りをしっかりみてコート全体の状況を常に把握し、チームメイトとのコミュニケーションが重要なローテーションディフェンスでは、コート上の5人のうち1人でも違う動きをしてしまうと台無しになってしまいます。

どうしても考えてバスケをするのが苦手なタイプの選手もいるので、そういうときは良いチームディフェンスをするのが難しくなります。

私の場合も数年前に一緒にやっていた選手で、シュートは上手なのですが、あまり状況判断が得意ではないプレイヤーがいました。

何度も声掛けをしましたが、改善されず・・・

そういうときは、ローテーションをしたときに、ついてきてくれず結局上手くローテーションディフェンスができませんでした。

何度か声をかけても、改善がみられなかったので、そういう選手だと割り切って、他4人でサポートするようにしました。

まとめ

今回はマンツーマンディフェンスの戦術としてローテーションディフェンスを紹介しました。個々のディフェンス能力を高める以上にチームディフェンスを向上できれば、勝利に近づくからです。

  • ローテーションディフェンスとはなにか?
  • ポジショニングと周りをみること
  • コミュニケーションの重要性
  • 気をつけるポイント

など、私の経験を元に説明をしました。

コート上の5人全員が共通認識をもち、しっかりとしたコミュニケーションを取りながらローテーションを上手にできると本当にチームのディフェンス力が見違えて改善できます。

ぜひ、今回紹介した練習方法などに取り組んでみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました